陸上競技 ハードル  。 (best shot)

女子100メートル障害決勝 12秒73の日本新記録で優勝した福部真子=岐阜長良川競技場

 陸上の全日本実業団対抗選手権最終日は25日、岐阜長良川競技場で行われ、女子100メートル障害決勝で福部真子(日本建設工業)が12秒73の日本新記録をマークして優勝した。自身が7月に出した記録を0秒09更新。来年8月の世界選手権(ブダペスト)の参加標準記録(12秒78)も突破した。  女子の200メートル決勝は児玉芽生(ミズノ

一軒家のコーヒー店「杖」

東京・杉並にある「珈琲杖」に行こうと思ったら、JR中央線西荻窪駅からも、京王井の頭線久我山駅からも10分は歩く必要がある。住宅街の中にあるため、スマートフォンのマップは欠かせない。さらには、かつて住宅として使われていた一軒家を店にしているため、店の場所に気づかず通り過ぎてしまうこともしばしばだ。それでも、わざわざ足を運ぶ人は少なくない。

店のツイッターアカウントを見ていると、店主の薗田千晴さん(33)は、夜の10時近くにこんなツイートをしていた。

「信じてもらえないとは思うのですが、杖はただいま満席です。どうでしょう。23時くらいには空くと思うのですが。やめときましょうか今日は。無理して雨の中来ることはない、お風呂にゆっくり浸(つ)かって早く寝てください。また普段通りガランガランの日にお会いしましょう。おやすみなさい。」

〈124〉深夜まで人が集まる一軒家カフェ 「珈琲杖」

2016年11月にオープンしてから気づけば3年が過ぎようとしている。開店時間は、平日は15時から、土日祝日は12時からで、いずれも0時まで営業している。薗田さんが、「夜12時までやっている喫茶店があったら行くのに」と思ったことから、店を開けることに決めた。

店の玄関をくぐると土間があり、ここで靴を脱ぐ。戸を開けて人が一人通れるほどの狭い通路を進み、右手の階段を上る。左手には小さなキッチンがあり、薗田さんはここで客を迎える。2階にあがると、よく使い込まれた机や椅子などが並べられた部屋へとたどり着く。

〈124〉深夜まで人が集まる一軒家カフェ 「珈琲杖」

本棚、レコードプレーヤー、棚の片隅に置かれたオブジェ、オレンジ色の柔らかな光を放つ照明……、時代を経た古道具たちによって作り出された空間は、なんとも言えず心地がいい。入り口のところに小さく「会話は控えめに」と張り紙があったが、もし見落としていたとしても、誰かと一緒に来ていたとしても、ここでは自然と口を閉じ、静かな時の流れに身を任せたくなる。

店で提供するコーヒーは自家焙煎(ばいせん)のネルドリップ。 

      (←朝日新聞デジタル の 記事)

写真展「私小説、平塚。」~半径二キロの光 TAMURA MIKI写真展 [神奈川イベントカレンダー]誌

ひらしん平塚文化芸術ホールで写真展を開く田村 美樹さん上平塚在住

 

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半径2キロの美景活写

 ○…自宅から半径2キロメートルの範囲で撮りためた写真を、ひらしん平塚文化芸術ホールのエントランスギャラリーで9月11日から展示する。「きれいなものを宝石箱に詰め込んで、親しい人に見せびらかす感覚」と、身近な景色を独自の視点で切り取った作品が並ぶ。

 ○…小学生の頃に出席した結婚式で、父のカメラを借りていとこの花嫁姿を撮影した。当時のウエディングフォトでは珍しい構図だった花嫁の後ろ姿を収め、「自分でも『イケてるな』って」。日本を代表するフォトグラファーの東松照明藤原新也などの作風に魅了され、本格的に写真家を志す。当時国内に数件しかなかった写真学科で学ぶため、日本大学芸術学部に入学。「学生時代は週6でアルバイトだったので、大学にはほとんど行けなかった」と頭をかく。

 ○…結婚後平塚に移り住み、子育てと並行して自宅の上平塚周辺を散策しながら風景写真を撮るようになった。花水川や金目川の水面や飛来するサギ、夕焼け空に浮かび上がる富士山のシルエットなど、心の琴線に触れた景色をデジタルやアナログ、ピンホールカメラなど多彩な機材を駆使して活写。撮影中は「ファインダーの中に入り込んで撮るイメージ」といい、野鳥を被写体に選んだときは体中を蚊に刺されながら頭に描いた構図を待ち続ける。

 ○…写真展の準備を進める際は数十万点に及ぶ作品から厳選するため、気づけば夜が明けてそのままカメラを手に平塚の海に繰り出すことも。どっぷりとつかるカメラ生活に夫と高校生の娘も理解を示しているかと思えば、「展示会に来てくれたこともないの。娘にモデルを頼んだら『時給3千円でも嫌だ』って」と破顔した。 

 …【 タウンニュース  平塚版2022.9.8号】

 

動画共有サイトの違法動画って誰がどうチェックしているの?

掘田ゆい夏 Desktopgal

【コラム】 

動画共有サイトの違法動画って誰がどうチェックしているの?

ゲラゲラ笑って楽しめ、誰かに思わず教えたくなるネタ系はもちろん、職人技が冴え渡る作品系動画もズラリとそろう。僕らのネットコミュニケーションにとって、もはや欠かせない動画共有サイト。だけど、「この前オモロかったアレ、もう一回見てみよ♪」なんてアクセスしたら、バッサリ削除されていて視聴不可…なんてこと、よくありません?

アニメの新作をそのまんまアップしたり(著作権の侵害)、エロ系(卑猥・公序良俗に反する動画)がNGってのはわかるけど、毎日モリモリ投稿される動画の山を各サイトはどうやってチェックしてるんだろ? 日本で初めて動画共有サービスを開始した『PeeVee.TV』を直撃。盧 誠錫(ろう まこと)さんに教えてもらった。

「投稿された動画はすべて目視で確認し、承認プロセスを経たうえで公開されます。1日に投稿される動画数は平均300〜600本、1カ月で約1万本ですが、日本4名、ワシントン2名、ロサンゼルス2名というチームを組み、それぞれ3〜5時間ほどの稼働で監視しています」

NG動画のアップロード→削除→アップロードという無限ループを回避するには、マンパワーによるチェックが欠かせない、と。世界3カ所で監視というのも、ワールドワイドで何だかスゴいなぁ。

ちなみに、『PeeVee.TV』の場合、アップロードから公開までは原則10分以内というから、その判断は結構早い。しかし、なかには友人同士が居酒屋でまったりトーク——そんなユニークな動画を長尺でアップされる方もいらっしゃるとか…。

「当社のサービスの場合、一度にアップできる容量は最大200MBですから、画質によっては1時間以上の動画も投稿できます。著作権侵害映像が流されていないか、ダーティーワードが入っていないか…1分程度ならすぐチェックできますが、1時間のファイルを隅々までチェックするのは結構大変なんですよ。ですから、時差を利用して必ずデイタイムに作業する体制にしていまして、スタッフのメンタルに配慮しています」(同)

目視チェック、お疲れ様です! それじゃあウィンドウをいくつも開いて同時進行でチェックするわけにはいかなそうですね。なお、非承認になる動画は投稿全体の1〜2割程度。お蔵入り動画には、TV番組、プロモーションビデオをそのままアップする、といったケースが多いそうだ。もちろん、投稿の承認では悩むことも多いらしく…。その代表例を聞いてみよう。

●結婚パーティーを撮影したビデオにBGMを乗せている (著作権〔作詞者、作曲者などが持つ権利〕および著作隣接権〔歌い手、レコードレーベルなどが持つ権利〕フリーの楽曲の場合はOK)

●部屋ではしゃぐ子供を映した後ろにテレビ番組が映っている(子供がメインで後ろに画面がチラリぐらいならOK)

●キャラクター系のアミューズメントパークで撮影したホームビデオ(ショーやパレード、キャラクターに特化して撮影していたらNG)

格闘ゲームなどのプレイ動画(投稿者がゲームメーカーに問い合わせて確認する。メーカーによってはコピーライト入りで認めてくれる場合も)

上記、『PeeVee.TV』が承認・非承認を判断してきたケースだけでも、当然マニュアルづくりやその改訂は必要だろうし、その場での迅速な判断が求められそう。ということは、世界中から投稿が殺到する『YouTube』なんか、もっと煩雑なのかもしれません。

気軽さやネタ度ばかりが注目されがちな動画共有サイトだけど、投稿動画をマメにチェックし続ける縁の下の努力は知られていない。著作権を侵害したり不快だったりする投稿動画は未然にカットし、ネット発の表現として可能性は模索していく…ネットライフをワクワクさせてくれる動画共有サイトの展開に期待しよう。
R25編集部)


※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

堀田ゆい夏写真集「ゆい夏の雫」

堀田ゆい夏写真集「ゆい夏の雫」

ラフマニノフ ある愛の調べ 2008年ゴールデンウィーク公開

ラフマニノフ ある愛の調べ 2008年ゴールデンウィーク公開
:映画



君に、捧ぐ――。
天才作曲家 セルゲイ・ラフマニノフのあの“不滅の名曲”誕生秘話が、いま明かされる!
すべてを捧げた初恋、短くも美しい恋、支え続ける愛。
ラフマニノフの人生を変えた3人の女たち。

ロシア革命を逃れてアメリカに亡命したラフマニノフは、ニューヨークではじめてのコンサートを開いた。
熱狂的な感動に包まれたカーネギー・ホール。観客は目の前で繰り広げられる音楽の奇跡に、破格の賛辞を贈り続けた。
この日を皮切りに全米ツアーがはじまるが、行く先々での大成功とは裏腹に、ラフマニノフは日に日に憔悴していく。祖国への望郷の念、そしてなによりも新しい曲が生まれない苦しみ。妻のナターシャは、悩む夫を支え続ける。
そんなある日、ラフマニノフのもとに、贈り主不明のライラックの花束が届いた。故郷に咲き乱れるその花の甘い香りをかいだ瞬間、切なくも情熱的な愛の日々が甦る。
その記憶に導かれるように、ラフマニノフの心に新たな旋律が生まれようとしていた・・・。

世界でもっとも美しく、もっとも弾きこなすことが困難な名曲を生み出す作曲家であり、同時に“魔法の手”でその曲を完璧に演奏できる天才ピアニスト、セルゲイ・ラフマニノフ
永遠に残る名曲を書いた彼の人生には、秘められた愛の物語があった!
ロシア映画・演劇界を代表するキャストをそろえた監督は、「タクシー・ブルース」でカンヌ国際映画祭最優秀監督賞を受賞したパーヴェル・ルンギン。
魂を捉えて離さない旋律が紡ぎ出す愛の物語がいま、幕を明ける──。

監督:パーヴェル・ルンギン「タクシー・ブルース」
出演:エフゲニー・ツィガノフ

配給:ギャガ・コミュニケーションズ

公開:G.W. Bunkamuraル・シネマ、銀座テアトルシネマほか全国

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